バーチャルとリアル
自社で運営しようとしているサイトの構想が本格化し、設計段階のつめに入ってきた。これまで、どちらかといえば、というか全面的に、感覚だけで生きてきたのだが、今度はそんな訳には行かない。「情報収集」と、それに基づく「分析」、そしてその結果をいかに日々の業務に反映させていくかが重要になってくる。と、思う。
もちろん、感覚は重要だ。「収集」した情報を取捨選択するのはセンスの問題。そして、そこから得た自分なりの仮説を確信するために、さらに「情報」を集める。
行き当たりばったりは望むところだが、これは最終手段。迷ったときに背中を押してくれるべき自分の「イーところ」としてとっておくとして、ちょっと検討しなきゃいけない課題なんかを記録のために、今後ココに記していく。
後輩がパネラーとして出席した会議の記事。
以下、斜体は「CNET JAPAN」から抜粋。
これから数週間にわたって、7月1日と2日にNILAが開催したNew Industry Leaders Summit(NILS) 2005 Summerの模様をの一部を紹介していく。
第一弾は気鋭のEコマース関連会社のトップが集まったセッション『Eコマースの新潮流』。このセッションは、モデレーターであるゴルフダイジェスト・オンラインの中村壮秀氏の、「昨年末頃から、メールによるユーザーへのアプローチの効果が薄れてきた」という言葉からスタートした。
これはスパムメールの横行により、ユーザー自身がスパムメールやHTMLメールを除外するようにメールソフトを設定するケースが増えているからだという。その一方で、ブログやアフィリエイトなど、今までとは異なるユーザーに対するアプローチの仕組みも登場しており、これがEコマースの集客や販売にどんな影響を及ぼしているのかが最初の焦点となった。
以前から言われている話だが、弊社においても目先の効果を狙ってメール広告に頼ってしまっているのが現状。やめなければならないというわけではなく、メールを継続しつつも次の手を準備しなければならない。
その「次の手」は、記事から抜粋・要約すると、「ブログ」「トラックバック」「RSSリーダー」になるという。
さらに、検索エンジンの果たす役割に関しては、
ドリコムの内藤氏とアクシブドットコムの宇佐美氏は、今後、商品や求人、旅行情報といった、専門的な分野を検索する検索エンジンの需要が伸びてくると予測する。 現時点では、日本において、「ECナビ」のような価格比較サイトや、求人情報サイトは、検索サイトの1つとしての認識が低い。しかしアメリカではすでに、「プロダクトサーチ」「ショッピングサーチ」は検索エンジンの1つとして認知され、ショップ側からも有効なメディアとして捉えられる一方、ユーザーの利用も増えている。この流れは、今後の日本でも同様のものとなるだろう。
とある。(もっともそれらも、「ここ1、2年のスパンでは、引き続きブログ、アフィリエイトの有効活用が、ECサイトにとって、大きな課題となるだろう。さらにRSSリーダーの普及状況を確認しつつ、その対応も視野に入れるべきだ。さらに検索エンジンの専門化が、さらに、ユーザーの動線を変化させることも予想される。」 とあるように、短期的なスパンでのトレンドのようだが・・。)
なるほど、考えてみれば当然のことだが、Eコマースの世界ではユーザー自身が積極的に情報を「選ぶ」という動きが顕著になってきている。そして「ブログ」周辺の広告効果が高くなってきていることを考えると、「口コミに勝るものはない」という我々の通常のコミュニケーション同様の形態をインターネットがとりはじめたということか。つまり、言葉とか行動が我々のコミュニケーションの手段だと考えるならば、これまで「バーチャル」とされてきたネットの世界での行動の概念が、「リアル」の側に組み込まれ始めている、或いは、そもそも「バーチャル」と「リアル」という言葉の持つ意味合いが変革し始めているのかもしれない。


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